ORS (Orthopedic Research Society) Annual Meeting
- 整形外科 横浜市立大学
- 5月2日
- 読了時間: 3分
今年度リサーチクラークシップを通して整形外科で研究させていただいておりました、横浜市立大学医学部医学科4年の金智善と申します。
今回私は、「Wnt/βcateninシグナルを介した変性半月板の石灰化の分子機構の解明」というテーマのもと、井上先生、熊谷先生のご指導を受けながら研究を進めてまいりました。このたび、2025年2月7日〜11日にアリゾナ州フェニックスで開催されたORS (Orthopedic Research Society) Annual Meetingに参加し、ポスター発表の機会をいただきました。これまで学会に参加したことがなく、特に国際学会は初めてだったので、少し緊張していましたが、他の優秀な研究者や医師の方々と並んでポスター発表をすることができたのはとても貴重な経験でした。広い会場を周りながら、自分の興味のあるトピックに触れ、発表者の方々に疑問点を質問したり、医学生としての共通の経験をシェアしたりすることができ、非常に有意義な時間を過ごせました。同世代の学生の中にも、非常にアドバンスな内容の研究を行っている方々が多く、大いに刺激を受けました。




学会以外でも充実した数日間を送ることができました。その中でも印象的だったのはセドナツアーでした。セドナはアリゾナ州ヤヴァパイ郡にある都市であり、巨大な赤い岩石で有名で「レッド・ロック・カントリー」とも呼ばれています。また、自然のエネルギー(vortex)が集中していると言われており、その中でも有名なvortex siteであるBell Rockに少し登ることができました。アメリカならではの壮大な自然に触れ、心が浄化されるような感覚を味わうことができました。

最終日には、Camelback MountainでのハイキングとNBA観戦をしました。一緒に行った学生の後藤くんは、あいにく体調不良のため参加できませんでした。

Camelback Mountainは標高825mのフェニックスでは有名な山で、その名の通り、ラクダが寝そべっているような形をした赤い砂岩層が特徴的です。気軽なハイキングのつもりで挑みましたが、予想以上に険しい道のりで驚かされました。山の頂上ではサンドイッチを食べながらフェニックスの絶景を一望できました。そこで、吉田先生と志賀先生の腫瘍チームの魅力についてもお話を伺い、興味深い時間を過ごせました。

最終日のハイライトは、人生初のNBA観戦で、プロのバスケ選手の迫力あるプレーを間近で見ることができ、会場全体の熱気に圧倒されました。

リサーチクラークシップを通して、整形外科における基礎研究の魅力を学ぶことができただけでなく、国際学会で発表するという貴重な経験を得ることができました。普段は経験できないようなことを学ぶ機会をいただき、本当に感謝しております。この貴重な機会をくださった稲葉教授、崔先生、稗田先生、吉田先生をはじめ、私たち学生3人を引率してくださった先生方、研究期間中に指導してくださった井上先生、熊谷先生に、心より感謝申し上げます。
この経験を糧に、今後の学生生活に活かし、さらなる成長を目指して参りたいと思います。