第4回世界整形外傷感染学会 WAIOT(World Association Infection in Orthopaedics and Trauma) 4th Congressに参加しました
- 整形外科 横浜市立大学
- 9月19日
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横浜市立大学整形外科副医局長の吉田智隆です。
2025年7月23日(水)、24日(木)の二日間、WAIOT(World Association Infection in Orthopaedics and Trauma) 4th Congressが横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜横浜会議センターにて開催されました。13か国から、2日間で100名弱の方々が会場に足を運んで下さいました。

7月22日(火)、開催日前日にはWAIOT faculty memberと実行委員会の先生方との会長招宴がありました。他医局の先生方と交流させていただき大変充実した会でした。

田中家にて会長招宴

山田先生、梶山先生、圓尾先生、高原先生、井上先生と田中家前にて
先生方の写真に混ぜていただきありがとうございます。
7月23日(水)学会初日はランチョンセミナー、イブニングセミナー、Award sessionおよびFree paper sessionが行われました。ランチョンセミナーでは横浜栄共済病院土屋院長が『My Heritage and Innovation in Orthopedic Surgery: “My Dream, Dare & Do”-And to the Future-』のテーマで金沢大学での液体窒素処理やヨードコーティングインプラントの開発など腫瘍チーム所属として大変興味深い講演をしてくださいました。

大盛況だった土屋院長のランチョンセミナー
Award sessionでも兵庫県立加古川医療センターの高原先生のCLAPの講演、栄共済病院の白井先生のヨードコーティングインプラントの講演、杏林大学の森井教授のJDOSの講演など面白い講演がたくさんありました。
イブニングセミナーで崔准教授がMolecular Approaches for Rapid Etiological Diagnosis in Orthopedic Infectionsのテーマで講演をしていただき、その後Ristorante ATTIMOで全員懇親会が開かれました。60人が参加されRistorante ATTIMOが少し狭く感じられるぐらい熱気のある会となりました。

全員懇親会にて 左から栄共済病院の白井先生、自分、後輩の富澤先生、腫瘍チームチーフ根津先生、市大センター病院小林先生と一緒に
7月24日(木)学会二日目はモーニングセミナー、ランチョンセミナーおよびFree paper sessionが行われました。モーニングセミナーでは佐賀大学の上野先生が整形外科インプラント感染に対する銀コーティング技術の現状と将来展望について、ランチョンセミナーでは溝ノ口整形外科の山田先生が手術部位感染(SSI)の最新予防策について、センター病院救急の松本先生が整形外傷における感染対策の実践について講演してくださいました。さらに、今回の会の最後には、はりま姫路総合医療センターの圓尾先生がCLAPの講演をしてくださいました。最初から最後まで感染・外傷(少し腫瘍についても)に関して学べる良い二日間でした。

学会終了後、市大医局メンバーで
今回の学会は前年の視察を含めて行い、企業の協賛依頼なども含めて運営の手伝いをさせて頂いた初めての学会でした。前年のマイアミで行われた学会では、講演時間などがかなり押したりなど今回の開催について不安が多かったですが、座長の先生方のコントロールによりほとんどタイムスケジュール通りに進み、講演内容も興味深く今回の国際学会を当医局で開催でき運営に携われ貴重な経験をさせていただきました。海外の先生方にも刺激をいただき、語学学習などのモチベーションがあがりました。
今回運営に携わった関係者の方々、貴重な講演をして頂いた演者の方々、また協賛してくださった企業の皆様に改めて感謝申し上げます。
2025.7 吉田智隆



