International Consensus Meeting(ICM)2018 in Philadelphiaに参加して来ました!
整形外科関連の感染症は難渋することが多いのですが、症例数が少ないこともあり、予防・診断・治療に関して、エビデンスの高い研究が少ないのが現状です。そうすると、診療のためのガイドラインを作るにあたって、どの内容もエビデンスレベルとしては低く推奨できないということになってしまいます。この国際会議では、いくつかのClinical Questionに対して、現在のエビデンスを文献検索して回答を作成し、それに対して、参加者からどれくらい同意を得られるのかを投票していくシステムです。
参加者は各国の、整形外科感染領域のスペシャリストが選ばれるという形で、全世界から整形外科医や感染症内科の800-900人の医師が選ばれ参加します。ディスカッションと投票をおこなって、Clinical Questionに対する答えが、どれだけ世界のスペシャリストからコンセンサスを得るのかを決めていきます。
日本からは崔と稲葉先生、小林先生を含めた9名が参加して来ました。
この会議は5年前にも開催されて、その後、整形外科の感染の予防・診断・治療に大きな影響を与えて来ました。今回の結果も正式に公表された場合、予防法・診断基準・治療方針に大きな影響を与えることが予想され、そんな会議に参加することができたのはとても光栄なことでした。
時差に悩まされながら3日間、朝7時から夕方18時頃まで会場に缶詰になっての英語でのミーティングは、結構辛かったですが、得るものも多く、とてもいい経験になりました。
崔
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