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横浜市立大学 運動器病態学 講師
横浜市立大学 整形外科 股関節・小児クリニックチーフ


崔 賢民

医師, 医学博士, 臨床研修指導医, ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター(ICD), 日本整形外科学会専門医, 日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医, 日本体育協会公認スポーツ医, 日本人工関節学会認定医, 日本関節病学会認定医, 日本専門医機構認定運動器リハビリテーション医, 日本小児整形外科学会認定医, 日本股関節学会評議委員, 日本リウマチ学会評議委員, 東日本整形災害外科学会評議員, 変形性股関節症診療ガイドライン策定委員, 関東股関節懇話会幹事, 神奈川整形災害外科研究会編集委員
2018 International Consensus Meeting Member, 国際ジャーナル編集委員: Journal of Orthopaedic Research, Arthroplasty, 国際ジャーナル査読委員: Journal of Bone and Joint Surgery, JBJS Case Connector, JBJS Review, Journal of Orthopaedic Science

股関節は体の中心にあって、人体の中で最も大きな関節です。また体を支えながら歩く人間にとって、体と足とをつなぎ体重を支える重要な関節です。そのため股関節に痛みや動きの制限があると、日常生活に支障をきたします。疾患によっては、歩いたり走ったりすることだけでなく、座ったり横になったりする際にも支障をきたすことがあります。そして、股関節に疾患を抱え、日常生活に支障を抱えたままでいると、腰椎や膝関節など隣接関節にも痛みや変形を来したり、姿勢や歩容の異常が習慣となってしまったり、体幹や骨盤にある体を支えている筋肉の量や質が低下してしまうことがあります。

 

当院整形外科の股関節クリニックでは、股関節に疾患を抱える患者さん一人一人に対して、十分な説明と適切な診断、疾患の程度や生活を考慮した最適な治療方法を提供することをモットーに日々の診療を行っております。当院の股関節クリニックでは、股関節を専門とした整形外科医のみが診察にあたっております。股関節に悩みを抱える患者様がいましたら、是非当院へご受診ください。

 

受診には紹介状が必要ですので、近くのクリニックや医院で下記宛先の紹介状を作成してもらい、水曜日の午前中 (9:00~11:30)に紹介状を持参してご来院ください。事前予約なしでも受診いただけますが、初診の予約は医療機関のみから可能となっているため、その場合は医療機関にて受診希望日をお伝えください。

 

宛先: 横浜市立大学附属病院 整形外科 股関節クリニック  宛 

当院股関節クリニックの特徴

1

最小侵襲手術手技による手術

人工股関節および骨切り術共にコンピュータ支援技術を用いることで、小さな傷で正確な手術を行うため、筋肉の損傷が少ないのが特徴です。

患者特有の姿勢を考慮した術前3次元計画による適切な手術計画

術後の良好な股関節機能の獲得には姿勢を考慮した3次元的な手術計画が必要です。当院ではこれまで10年以上に渡り、股関節疾患の患者さんの姿勢について研究を行なってきており、これまでの結果をもとに、全ての症例で最善と思われる3次元的な手術計画を行なっております。

2

コンピューター支援技術を用いた正確な手術

術前に撮影したCT画像を元に、手術中に患者さんの骨の位置とCT上の骨の位置をマッチングさせて手術を行います。そうすることで、コンピューターナビゲーションの画面上に術前3次元計画とリアルタイムな手術の状況を映し出すことが可能です。これにより術後の股関節機能に大切なインプラントの設置や骨切部位の同定を、手術中にコンピューターが支援してくれます。コンピューターはどんなに熟練した外科医よりも 角度や部位の同定に優れており、3次元的な手術計画と合わせることでより正確な手術が可能となっています。また骨周囲の血管や神経の位置の把握も可能であり、より安全に手術を行うことが可能です。

コンピューターナビゲーションを使った手術を希望される患者様は、受診時にその旨をお伝えください。

3

人工関節手術ロボット:Makoを用いた人工股関節全置換術

MakoとはStryker社が出している人工関節専用のロボット手術支援装置です。現在日本でも限られた施設にしか置いていませんが、当院では保険適用後すぐにロボット手術支援装置を導入しています。コンピューター手術を基礎にしていますが、より正確なインプラントの設置位置が可能となっております。

 

以前は人工股関節をすると10年で再手術と言われましたが、現在では20年・30年持っている患者さんもたくさんいます。人工股関節は、365日休む間もなく体の中で動き続けるため、そのように長期間合併症を起こさずに良好な股関節機能を保ち続けるには、正確なインプラントの設置がとても重要です。

Makoを使った手術では、現在最適とされるインプラントの設置を可能な限り高い精度で行えることが特徴です。

Makoでの手術を希望される患者様は、受診時にその旨をお伝えください。

4

5

難病や難治性の合併症に対する先進技術を用いた診断と治療

整形外科疾患の中には、診断や治療が困難な股関節疾患が多数あります。

例えば、

  • 急速に股関節が破壊されたため、急に足が短くなってしまったり歩行ができなくなったりした

  • 人工関節手術後のインプラントにゆるみがあるが原因がはっきりしない

  • X線では異常がないと言われるが強い股関節痛が治らない

このような患者さんでは、通常の血液検査や画像検査だけでなく、先進の医療を組み合わせて病態(病気の原因)に基づいて診断と治療を行なっていきます。

6

股関節のエキスパートによる診察

当院の股関節クリニックでは、股関節を専門とした整形外科医のみが診察にあたっております。

診察日によってはお待たせすることもあると思いますが、安心してご受診ください。

各種手術方法の詳細

股関節手術には様々な術式があります。それぞれの患者様に適した術式で最善の結果を得られるよう対応しております。各術式の特徴を以下よりご覧ください。

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