掲載日
2020年6月17日
茅ヶ崎市立病院
1.【病院の特色】
当院は平成16年に病床数401床(整形外科41床)で新病院が全面開院し地域の基幹病院としてまた急性期病院としての診療機能の役割を担っております。令和元年には事務室や会議室、医局、当直室、更衣室など診療に直接関係のない別棟が完成し1階にはコンビニエンスストアが入り快適な職場環境となっております。さらには7階のレストランから食事をしながら富士の雄姿の眺望が気持ちをリフレッシュさせてくれます。アフターワークには湘南の新鮮な海の幸を心行くまで堪能することができる海鮮料理とお酒を満喫できます。
2.【診療科概要】
地域の急性期病院としての役割を担うため救急外傷患者が多く、初期診療を実践することが可能です。指導医の監督下に助手としての基本手技にはじまり縫合操作や機器の扱い方法、さらには執刀医として抜釘術から基本的な骨接合術の経験することが可能です。
3.【主な手術内容及び件数】
手術は外来手術を含めると年間約850件で、四肢の骨折関連が半数以上です。特に、高齢者の大腿骨近位部骨折(人工骨頭挿入術と骨接合術)が150例以上と多くなっています。2019年度の主なものでは脊椎手術が77例、人工関節置換術(股関節・膝関節)が75例、前十字靱帯再建術が15例、その他関節鏡手術が57例でした。
4.【診療体制】
常勤6人、非常勤2人で専門的にはインストゥルメントを使用した脊椎手術や関節鏡視下による膝前十字靭帯再建術や肩腱板断裂手術などの手術や休日夜間でも麻酔科医師や手術室スタッフと協力し緊急手術にも対応しております。
<初期研修医の当直体制>
1年目と2年目の2人体制でwalk-in患者さんに対しては研修医がまずは問診、診察を行い上級の外科系または内科系の先生に必要に応じて相談しながら診療をおこなっています。救急車搬送による患者さんは必ず上級医と診療にあたります。その他小児科当直というものがあり熱性けいれんや誤飲などの小児の急患対応も小児科の医師とともに対応しております。(研修医: 征矢野 遥)
5.【現在ローテート中の若手医師の一言】
令和2年度の新入局員で茅ヶ崎市立病院に勤務している宮田寛之と申します。整形外科の先生方はみな優しく科全体も雰囲気がとても良いです。今年から部長に就任された河野先生は冗談をよくおっしゃり、毎日のカンファレンスや手術や回診も明るく楽しくやっています。また悩んでいる症例や外来診療の際にもわからないことがあったとき、さらにまたプライベートのことでも気遣って頻繁に声をかけて頂いています。今まで外傷患者に対する診療経験は皆無でまったくの無知でしたが、先生方の熱いご指導のもと日々勉強中です。
診療は初診で対応した患者さんは主治医として入院から手術などを経て退院まで完結する方針で、1年目にも関わらず大腿骨頸部骨折を始め難しい外傷症例もご指導を仰ぎながら術者として経験を積んでいます。症例は外傷一般が多いですが、脊椎や関節疾患やスポーツ障害など幅広く経験することができます。
これからも茅ヶ崎市立病院での充実した専門医研修生活が送れるように何事も自ら積極的、貪欲に取り組んでいこうと考えています。