藤沢市民病院 専攻医4年目の藤森です。
今回膝蓋骨骨折の手術法でおなじみのHimawari法の創始者である圓尾明弘先生(兵庫県立はりま姫路総合医療センター整形形成外傷センター長)にHimawari法を教えていただきました。
いままでHimawari法を使う機会はほとんどなく、使ったとしてもしっかり教わったことはなくなんとなく固定していました。膝蓋骨は他の骨と比べ形状が特殊であり必ず関節内骨折になるものの関節面を直視もしくは透視で確認できにくい骨折です。今回は関節面の確認の仕方や透視の入れ方、関節面の整復を丁寧に教えていただきました。またHimawari法ではどこにpinを刺入するかという問題もあります。ですが今回の講習では軟部組織にやさしく、関節面や骨折部を強固に固定する方法を教えていただき今までの疑問が解消され大変有意義な勉強会でした。
市中病院ではなかなか行う機会は少ないため勉強するのが後回しになってしまうこともありますが、今回の講習により膝蓋骨骨折が来た場合の治療選択肢が増え、今後よりしっかり対応できると思います。講習会終了後もCLAPについてもご教授いただき、非常に勉強になりました。
この場をお借りして圓尾先生、会を取り仕切ってくださいました松本先生、その他関係者の皆様に深く感謝しております。ありがとうございました。
藤沢市民病院 整形外科
藤森翔大