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留学生通信 子島 俊太郎 【第2回】

 こちらの上司であるSteffen Schroeter教授は膝関節の手術を専門としており、特に膝周囲骨切り術では欧州を代表する整形外科医の一人です。1日のスケジュールとしては毎朝7時から病棟回診とカンファレンスに参加、その後、月曜は教授の外来を見学し、火曜~金曜は手術の見学を行い、16~18時頃に終了という流れになっております。


 教授の手術は膝周囲骨切り術が30%、関節鏡手術が30%、外傷が30%、その他10%といった割合で、骨切り術に限らず難易度の高い膝関節手術がよく行われています。また、ウクライナで負傷した患者さんの手術も時々行われており、日本にいた時は遠くの出来事のように感じていたことを、より身近に感じています。

外来


 

 臨床以外でも、下肢の変形矯正に関する論文などを書かせていただきました。私がこちらで特に興味を持って勉強しているのは、下肢の回旋異常とその矯正に対する考え方で、近年、それらに関する多くの研究が欧州や中国などの国から発表されており、日本にいた時から是非学びたいと思っておりました。今後、冠状面以外においても、アライメントという土台の部分を改善する手術として膝周囲骨切り術の重要性は高まっていくのではないかと考えております。また同時に、これまで主な対象であった変性疾患以外の病態に対する理解も深めていく必要があると感じます。

病院から見た風景


ランニングコースから見た街 (左)と病院 (右の赤い屋根の建物)


教授宅のバルコニー (2泊させていただきました)



 その他の活動として、私が所属する欧州スポーツ外傷・膝外科・関節鏡学会が膝周囲骨切り術の認定医制度のようなものを欧州で作るにあたり、Schroeter教授がchairmanを務めているため、プロジェクトのメンバーに入れてもらい、試験問題の作成や受講者の事前学習用の論文の選定などを行っています。また、AOグループのミーティング等にも参加させてもらっており、海外の医師やエンジニアと交流し、貴重な経験をさせていただいております。

AOのミーティングで行ったダボス (スイス)


ミーティング後、チーズフォンデュをいただきました。



 住居に関しては、病院のすぐ隣にある家賃月3万円 (築40年)の寮に住んでおり、他の国から来たフェローの先生と一緒に食事に行ったりしています。ドイツではやはりビールが美味しく、出てくる肉料理のボリュームが多いため、体重計はありませんが確実に太ったと思います。また、ドイツにはアウトバーンという制限速度のない高速道路があり、教授は時速200km以上で運転しており、一緒に乗せてもらう時は緊張感を伴います。

時速240kmで走る教授の車



 休日は旅行に出かけることもあり、これまでに、ドイツ国内では、ベルリン、ハンブルク、ケルン、フランクフルト、ニュルンベルクに、国外ではイギリス、ベルギーに旅行しました。また、学会やミーティング等でも他の国に行く機会があり、これまでにフランス、スイス、オランダを訪問しており、欧州の魅力を堪能しています。

夏休みに行ったベルリン


ハンブルク (夏休み)


つづく

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