2020年9月18日~19日に開催された第69回東日本整形災害外科学会において、NEXT優秀演題アウォードセッション 最優秀賞を受賞いたしました。
今回はCOVID-19の影響でオンラインおよびオンデマンド開催となり、事前に動画投稿し当日は質疑応答をZoom上で行うという形で行われました。
通常の学会と異なり一発勝負ではないため、納得できるまで何度も撮り直しを行うことができましたが、自分が不慣れなこともあり発表動画作成にはかなり時間を要しました。
発表は「急速な股関節破壊を認める症例で感染性疾患の術前鑑別診断は可能か?」という題で行いました。
急速な股関節破壊を認めた際、患者さんは股関節痛と股関節機能障害に伴う歩行障害を来すため、早期の人工股関節全置換術施行が望まれます。しかしながら、急速な股関節破壊を来す症例には股関節の感染:化膿性股関節炎が原因のものもあり、このような症例に対しては大腿骨頭切除+洗浄、デブリドマンを行った後に、人工股関節全置換術を2期的に行うことが必要になる場合があります。本研究は、感染性疾患がないかどうかを採血やMRIなどで比較的早期に診断できないかどうかを検証したものです。
本研究は今後も研究を継続していこうと思っております。
先日、賞状が届きました。オンラインのため授賞式はなかったですが、受賞記念にと御指導いただいている崔先生(左)・稲葉教授(右)と一緒に写真を撮らせていただきました。
今回の受賞は、皆様の御指導の結果と思っております。日頃から御指導いただいている崔先生や稲葉教授、そのほかご協力いただいている先生方に感謝いたします。
この結果を励みにこれからも臨床・研究ともに邁進していく所存です。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
横浜市立大学附属病院 整形外科 専攻医
運動器病態学 大学院生
安部 晃生(H29卒)