横浜市立大学附属病院脊椎グループ所属、専攻医2年目の武藤史彦と申します。
5月11日に医局開催の運動器エコーハンズオンセミナーに参加いたしました。ランドマークタワー内、本学みなとみらいサテライトキャンパスで行われ、初期研修医の先生や専攻医の先生を中心に受講生50名弱の大規模な会となりました。
宮武先生、片山先生、都竹先生、中井先生の講義の間に教わったことをすぐにハンズオンで練習できる、とても実践的な内容でした。
協賛いただいたコニカミノルタジャパン株式会社様やキャノンメディカル株式会社様のご尽力のおかげで高性能なエコーを少人数で使えるという恵まれた環境で、受講生は肩関節や頸椎、膝関節のエコーの描出方法を学んでいました。医局内のセミナーであり非常にアットホームな環境でしたが、どのセッションでも受講生から講師の先生へ質問が集まり、収穫の多い会だったと感じました。
講義中の印象的な話ですが、セミナー前に中井先生から教わった専攻医1か月目の先生が、教わった翌日に外来で腱板断裂を診断していた話には非常に驚きました。その先生もエコー初学者だったとのことでしたが、セミナー終了時にはそのエピソードが不思議には思わないほど多くを学ぶことができました。
余談ですがセミナー終了後、自分も外勤先で上腕二頭筋腱炎を見つけることができました。「あ、エコーセミナーでやったところだ!」と進研ゼミ生よろしく心の中で叫んでしまいました。
初めて運動器エコーを利用する受講生にも非常にわかりやすい内容で、17時から19時のセミナー時間もあっという間に過ぎてしまい大盛況のうちに終了となりました。その後懇親会も開催され、中華料理とお酒を楽しみながら医局内の先生方と大いに盛り上がりました。
1日を通して横浜市立大学整形外科医局のすさまじいエネルギーを感じ、この流れに乗り遅れまいと必死に勉強していこうと感じました。またセミナーや懇親会には初期研修医の先生や専攻医1年目の先生といった、自分にとって後輩にあたる先生が多く参加され、先生方にも負けないようにより一層身を引き締めて研鑽を積んでまいります。
この場をお借りしてご多忙の日常診療の中準備や講義をしてくださった先生方、エコー手技を教えていただいた先生方、関係者の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
医局の先生方,まだまだ未熟者ですが,精一杯勉強してまいりますので,今後ともご指導ご鞭撻のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます.
2024年5月 武藤史彦
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