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整形外科 横浜市立大学

武先生による野球肘の講演とエコーハンズオンに参加しました

横浜市大附属病院スポーツ上肢グループ 専攻医2年目の三津谷勇磨です。

11月21日に藤沢市医師会館にて行われた、宮武先生による野球肘の講演とエコーハンズオンに参加いたしましたのでご報告いたします。


講演会には藤沢市の開業医の先生方や横浜市大の医局員の他、理学療法士の方たちにも多く参加いただき、とても活気のあるものとなりました。

皆さんご存知のようにエコーで有名な宮武先生ですが、宮武先生がエコーに出会ったのは研修医の時に参加した野球肘健診とのことです。


(宮武先生の受け売りですが、)野球肘として頻度の高い上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(以下OCD)は気が付かずに放置すると深刻な可動域制限を伴う変形性肘関節症へと進行し、若くしてmiserableな症状をきたすことがあります。OCDの治療には早期診断が重要ですが、初期には無症状でレントゲンでの所見も乏しく、見逃されてしまうことがあります。無症状でも100人のうち2-3人にはOCDがあると言われていますが、エコーは早期のOCDをレントゲンよりも高い感度で診断することができ、OCDの早期発見に効果的です。


今回の勉強会では、OCDの病態から診断、治療まで宮武先生に熱く講演いただいた後、OCD診断に必要なエコー手技を実際に行なって学びました。


今後も実際に野球少年少女にエコーを当てて野球肘健診を行なっていきます。

エコー手技自体は一度教えてもらえば誰でも簡単にできるものですので、皆さんでOCDを早期発見し、野球肘を撲滅しましょう!


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