2021年11月20日に第1回横浜外傷CLAPセミナーを開催しました。CLAPとはContinuous Local Antibiotics Perfusionのことで、局所持続抗菌薬灌流の概念を指します。近年外傷や人工関節の分野で報告されており、注目を集めている治療法です。
そこでCLAPの先駆者である圓尾 明弘先生、姫野 大輔先生を講師にお呼びしてセミナーを開催しました。COVID-19のリスクを考慮して、感染対策を十分行い、またハイブリッド形式で行いました。
まず講義として先生方からCLAPを説明して頂き、その後ハンズオンを行い、最後に症例検討を行いました。このような流れで行う事で、症例検討においてどこにピンをさすか、どうドレーンを留置するかなどより実践的に考えられるようになったかと思います。
CLAPは有効な治療法ですが、いくつかコツがあるのも事実です。本セミナーをきっかけに医局内でも共有出来ればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、本セミナー開催に際し、ご配慮頂いた稲葉教授、池医局長、ご協力頂いた崔先生、ご支援頂いた横浜整形外科研究推進機構の先生方に厚く御礼申し上げます。
横浜市立大学附属市民総合医療センター
高度救命救急センター
松本匡洋