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整形外科 横浜市立大学

【学会体験記】第51回日本股関節学会学術集会

はじめまして。横浜市立大学医学部医学科4年の横田翔伍と申します。医局員でないどころか医師でもない身分ですが、10月25、26日に岡山県で開催されました第51回日本股関節学会学術集会に運動器病態学教室所属として参加いたしましたので、学会体験記として記事を書かせていただきます。


学会参加の経緯を簡単に説明いたしますと、私は医学科4年前期のカリキュラムであるリサーチクラークシップ(以下リサクラ)において4-7月の3ヶ月間、Hipグループで研究させていただきました。崔先生をはじめ、Hipグループの先生方のご指導のもと、『股関節疾患患者におけるCTデータと自動セグメンテーション技術を用いた股関節周囲筋の定量評価』という研究を行い、今回の学会に出させていただきました。


私の発表は2日目26日の午前10時30分からのセッションになりますので、それまで崔先生に学会場を案内していただきました。学会は発表だけが行われるものだという認識を持っていたので、企業展示やキッチンカーなど、イベントとして盛り上がっていることに驚きました。


キッチンカーを山根先生といただきました。

発表前は吐き気がするほど緊張し、発表、特に質問対応がうまくいきませんでしたがどうにか発表を終えました。学生だということで社交辞令ではあると認識しておりますが、他大学の先生方にもお褒めいただき非常に嬉しく思いました。



その後、崔先生のランチョンセミナーや、ポスターなどを山根先生、安部先生と共に回らせていただきました。私はほとんど講演やポスターの意味が理解できませんでしたが、お二人ともメモを取り、気になるポスターについて議論を交わすなど、他の人の研究を自身の学びへと昇華させようとする姿が印象的でした。学会参加の意義というものを肌で感じさせていただきました。


学会終了後に開催されました『第20回股Osteotomyを語る会』にも参加させていただきました。前々から先生方から非常にマニアックな会だというふうにお聞きしていましたが、そもそもRAOがどのような手術か知らない私にとって、3時間の講演はまるでインド映画を吹き替え、字幕なしで見ているようなものでした。

その後、懇親会にも参加させていただきました。各大学の先生方が尋常じゃないほど熱く語り合っているのを拝見し、先生方の情熱を感じると共に、研究者として人間関係を構築することの重要性を認識いたしました。


今回の学会参加の当初の目的は発表を経験するというものでしたが、それ以上に社会勉強として多くのことを学びました。特に先生方の新しい知識を求め、活発に行動し、議論を展開する様子に深い感銘を受けました。私もそういったバイタリティ溢れる医師を目指し、残りの学生生活を精進して参ります。


最後になりますが、研究にご尽力くださいました運動器病態学教室の先生方、学会期間中若輩者とも呼べないような私を気遣い、気さくに話しかけてくださいました安部先生、稗田先生、山根先生、鷲見先生、そして、リサクラ期間中から大変お世話になりました崔先生に深く感謝させていただきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


夜には崔先生とHipの先生方とご飯をいただきました。ありがとうございます。


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